
《今朝の体重 64.8kg (対前日 −0.2kg

第313回『バーチャル句会』 兼題「春/飯蛸/獺魚を祭る」の選句結果がアップされている。
ラッキーにも兼題三句のうち「春」で最高点をいただけた。今日は2点句「飯蛸」と1点句「獺魚を祭る」の選句とコメントを読みながら自戒してみた。
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突き出しから食み出して飯蛸の足 甘
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2点句
選 びーどろ; 小さくて可愛い飯蛸のさまをよく表している。
選 ミキ; ありそうなリアル感!
コ 春生; 「突き出しから」がやや説明になりました。
自 甘; 月並み句でした。
自戒; この種の兼題が苦手で、句の背景がどうしても居酒屋での肴に行き着いてしまう。それを脱皮しようとネットで料理の動画を見たのだが、発想が広がらないで、かつて週5日は通った居酒屋「四斗平」に戻ってしまった

コメントにあるように、この句は中七の「〜して」の接続助詞で切れているように見せかけただけで、「飯蛸の足が突き出しから食み出しています」という典型的な報告句でだから、「ああ、そうですか」と応えるしかない句になっている。
プレバト流に判定されれば「直しようがありません」だろう

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獺の祭りマトリョーシカの初参加 甘
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1点句
選 翔平; あのマトリョーシカの景と獺祭のマッチング。初参加に面白みが加わる。
コ ようこ; ユニークな取り合わせに驚きました。
コ 春生; どういう場面か、想像できません。
自 甘; 下五が いい加減でした。
自戒; 奇をてらっただけの句になった。
春の季語、” 獺魚を祭る ” (たつうおをまつる)の載る歳時記は少ないようだ。”獺祭” (だっさい) は 獺(かわうそ)が捕らえた魚を岸に並べてまるで祭りをするようにみえるところから、詩や文をつくる時多くの参考資料等を広げちらすことをさす。
この季語の持つ意味に対をなすようなモノ・コトを探し求めていたらマトリョーシカが浮かんできたので、「しめしめ」と中七に取り込んで満足して下五がお留守になってしまった。”初参加” はないじゃろ

小ぶりのモクレン「スノーホワイト」のつぼみ、この陽気で咲いているかも。
