2022年08月11日

墓参

曇り 曇  28℃ (最高気温予想 33℃ )
 《今朝の体重: 63.8kg (前日比 −0.1kg 右斜め下 ) 》


今朝の季語は何にしようかと季寄せを眺めると、「盆花」に気持ちが動いた。近所のスーパーの玄関には盆花と墓灯籠が場所を占めているから、それを詠むつもりだった。
 だが、盆花は「陰暦7月11日から13日の早朝、盆の精霊に供えるため、山で切ってくる草花のこと」と記され、「傍題も;精霊花、盆花迎え、盆花折、盆花売」とあるから、作ったとしても現実味のないものになりそうなので止めた。
 
 ちなみに 角川書店編『俳句歳時記』、稲畑汀子編『ホトトギス 新歳時記』にも見当たらないから、絶滅季語になっていくのだろう。 今日は一家で墓参りに出かけるので、   


墓参:秋の季語。
  傍題;墓参、墓拝む、墓詣、展墓、掃苔、墓洗ふ、墓掃除
  
2017年8月 墓を洗うのに、当時5歳と7歳の孫姉妹が柄杓の取り合うのが面白かった。
幼子の柄杓取り合ふ墓参かな  甘


 
爆心から直線距離でちょうど1kmの寺町の墓。墓石は戦後に建て替えたけど、線香立は一部欠けたまま。 

墓拝む線香立に被爆痕  甘



酔芙蓉 (06:05 撮影)
huyou220811.jpg


酔芙蓉 (15:04 撮影)
suihuyo220812.jpg


 


ご来訪ありがとうございます


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ


タグ:秋の季語
posted by 甘ん at 11:13 | Comment(4) | 俳句
この記事へのコメント
最初の句は可愛くて微笑ましくて、二つ目は被爆地ならではの句ですね。   私は暑さと日にちを思案していたらなかなか決断出来ず(>_<)
Posted by ゆうゆう at 2022年08月11日 16:28
胸に迫る句ですね。
本当にやるせない気持ちになりました。凸
Posted by ryo at 2022年08月11日 22:19
ゆうゆうさん、
 この蒸し暑さではたまりませんね。
 昨日は幸いにも雲があったので直射は避けられましたが、それでも車に駆け込みました ^^;
Posted by 甘ん at 2022年08月12日 10:41
ryoさん、
 句にしてから、はじめて満州から引き揚げてきて、瓦礫化したお寺の惨状を前にした祖父の呆然とした姿を想像できました。
Posted by 甘ん at 2022年08月12日 10:46
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。